株式会社シーアイ・パートナーズは、「すたぁりっと」（児童発達支援・放課後等デイサービス）、「すたぁりっとサービス」（就労継続支援B型）、「すたぁりっとワーク」（就労移行・就労継続支援B型）、「TECTEC」（自立訓練・就労継続支援A型B型・就労移行支援）など、障がいがある方の様々な支援を可能とする事業所を展開しています。

当社を設立したのは、2015年11月25日。代表取締役・家住教志の娘2人に重度の聴覚障がいが発覚したことをきっかけに、「娘たちが大きくなったとき、障がいを理由にやりたいことを諦めなければならないという状況には絶対にしない」との想いから事業がスタートしました。

社名の「シーアイ・パートナーズ」は、障がい者を意味する造語「challenged（チャレンジド）」の“C”と、社会に大きな変革や新しい価値を生み出す取り組みを指す「innovation（イノベーション）」の“I”を取って名づけています。

世界には、経営者や俳優、ミュージシャン、アーティストなど、障がいがあることを公言している人は数多く存在します。彼らは「Super Human」と呼ばれ、社会における多様性の中心を担っています。しかし日本では、「障がい者」という言葉が根強く残っているだけでなく、まだまだネガティブなイメージがあり、これこそが日本が世界から遅れをとっている原因だと考えています。

日本国内の障がい者数は約1160万人を超え、国民の約9.2%がなんらかの障がいを有していることになります。ところが、そのうち就労にあたっているのはわずか64万人ほどと、全体の6.6%という状況。決して、彼らに働く力がないわけではなく、社会構造に課題があるのです。私たちシーアイ・パートナーズは、障がい者の方が個性を存分に活かして社会の一員として働ける仕組みづくりを通し、社会問題の解決に取り組むとともに、この国から「障がい者」という言葉をなくすことを目指しています。

「starlit（すたぁりっと）」には、英語で「星明かりの、星に照らされた」という意味があり、“道しるべとして明かりを照らし続けていけるように”という、私たちの願いが込められています。

障がい者の方々のサポートは生涯にわたって必要であり、就学や就職、親からの自立など、その時々によって必要なサポートは異なります。私たちが目指すのは、一人ひとりの人生を生涯にわたってサポートするオンリーワンの「トータルライフパートナー」です。そのため、成長スピードに応じた療育サービス・就労サービスを展開。未就学児から社会に出るまで伴走する仕組みを整えています。

現在、大阪・兵庫・東京で全27事業所を展開し、関西圏を中心に事業を拡大中です。今後も障がい児者の成長機会をつくり、社会で生きる力を育むための仕組みを築くだけでなく、障がい者のご家族のための継続的なサポートを提供します。行政や自治体、学校、企業など各関係機関と連携することで障がい者の方々が生きやすい環境づくりに貢献してまいります。

また、日本ポジティブ行動支援ネットワークとともにコンソーシアム事業を展開するほか、千葉大学宮崎教授との療育コンテンツの開発、塩野義製薬株式会社とのアバターによる療育コンテンツの共同製作、コクヨ株式会社との実証実験を行うなど、多角的な取り組みを推進しています。

今後も全国各地への事業展開や行政機関や自治体、教育機関、福祉団体などの各関係機関との連携を強化し、それぞれの役割と専門性を活かしながら、情報共有や支援体制の構築を通じて、新たな可能性を切り開いていきます。